【元CAママが伝授】飛行機でぐずったり怖がったりする子供への対処法
飛行機に乗るとぐずってしまったり、怖くて泣いてしまったり、子連れだと大変な事がよくありますね。
そこで少しでも子供達が安心して空の旅が出来るよう、ヒントをご紹介します。
子供達が怖いと感じるポイントはこれ!!
◾︎エンジンの大きな音
エンジンがスタートすると、機内にはとても大きな音が響き渡ります。
小さな子供だとこの音が恐怖に感じるようです。
なかなか寝付けないということもあると思います。
出来るだけ翼付近の中央の席を避ける事をオススメします。
またイヤーマフなど用意してあげると安心するかもしれません。
ただ、しばらく乗っているとこの音には大体のお子さんが慣れます。
◾︎急な揺れ
天候や気流の流れが悪いと大きく揺れる事が多々あります。
特に冬場の方が揺れる事が多いです。
急な揺れは大人でもびっくりしますね。
CAの経験上言えるのは、飛行機が飛んでもなく揺れても気流を抜ければ何事も無かったかのように安定飛行に戻ります。
そして、飛行機は大きく揺れても安全運航に支障はないということ。
大きく揺れて怖がっている時は手をつないで安心させてあげて下さい。
我が家の子供達も飛行機には慣れっ子なので、多少の揺れではビクともしませんが、かなり大きく揺れた際、ちらっと私の顔を見ます笑
母がどの程度余裕があるか…焦っていないかを確認するんです。
母がビクともしていなければ、二人とも安心して映画をまた見始めます。
だからパパやママがどっしりと余裕をもって励ましてあげて下さいね。
ちなみに揺れは小型機になる程強く感じます。
◾︎体にGがかかる
特に離陸の時に感じると思います。
ぐーっと体が押されるような感覚と、ふわっと浮く感じ。
後は航行中に飛行機が大きく高度を変えたとき。
フリーフォーみたいで大人でもちょっと気持ち悪くなりますね。
離陸の時は出来るだけ気を紛らわせてあげて下さい。
◾︎酔って気持ちが悪くなる
揺れやGを感じたり、閉鎖的な空間で酔って気分が悪くなってしまう子がいます。
乗り物に酔いやすい子は出来るだけ酔い止めを飲んでから乗り込んだ方がいいです。
寝不足や空腹も酔いを誘発しやすいので、出来るだけ普段の生活を崩さず、食事もちゃんと食べて下さいね。
機内食があまり食べれないという可能性も考えて、子供が普段から食べているものを持ち込むのもおすすめです。
我が家もいつもパンなど多少の食料は持込みます。
キャンディを口にしたり、冷たい飲み物を飲むのも予防には効果的です。
機内であまり長時間動画や本を読むと酔いやすくなるので、適当に休憩を挟んで下さいね。
あとは出来るだけ体を締め付けないリラックスした服装が理想的です。
◾︎耳が痛くなる
気圧の変化で特に降下時に耳がキーンと痛くなります。
私もフライト生活で2回航空性中耳炎を起こしているのですが、本当に半端なく痛いです。
正直大人でも泣きたいです…
耳の構造が大人と子供では違うので、子供の方がより航空性中耳炎になりやすいようです。
最大の予防は風邪を引かないこと。
鼻が詰まっていたり、鼻炎の方は要注意です。
降下が開始したら、しっかり鼻をかんで通りをよくして下さい。
唾をゴックンしたりキャンディやガムを噛むのも効果的です。
お家で鼻をつまみながらゴックンの練習をしてもいいですね。
赤ちゃんは授乳をしたり、ミルクを飲ませると自然に空気か抜けます。
着陸前に至る所で赤ちゃんが泣いているのは、ほぼ耳の痛みが原因です。
アレルギー性鼻炎などがあり、いつも飛行機で耳が痛くなる場合、イヤープレーンという耳栓をオススメします。
この耳栓を降下の際につけると、空気が抜けやすくなります。
◾︎体を動かしたい
小さな子供、特に歩き始めたばかりの子は動きたくてしょうがないですよね。
我が家もその頃が一番大変だった気がします。
出来れば機内に乗り込む前にしっかりと歩かせたりして眠気を誘うのがベストです。
機内は狭いし、なかなか歩けるスペースがないので対策としては難しいですが、食事のサービスが終わったタイミングなどはギャレイ(キッチン)も落ち着いているので、少し歩かせたりは出来ると思います。
後はエルゴなど抱っこ紐に入れてしまい、トイレ付近の広いスペースで揺ら揺らして寝かしつけるなどでしょうか…苦笑
抱っこ紐は機内に持ち込んだ方がいいですよー
下の娘はエルゴで抱っこだとよく眠ってくれたので助かりました。
機内で子供達がぐずるポイントが分かれば、出来る限りの対策は可能ですね!
飛行機は普段見る事の出来ない景色もたくさんみせてくれます。
地図で見る形と同じ島が見えたり、富士山を上から覗く事が出来る、運が良ければ空が朝になる瞬間を見れたり、まん丸の花火を見下ろす事もてきる。
素晴らしい夜景に感動する事もあります。
是非空の旅を親子で楽しんで下さいね♡